2020.05.14

コロナショックの中、終活を考える

神戸の法律事務所、明石恵典法律事務所です。

 

当事務所は、「相続」ではなく「終活」に特に力を入れて活動をしている、恐らく神戸で最初の終活専門の法律事務所になります。

 

今回コロナウィルスの蔓延により、世界中で多くの方が亡くなりました。終活専門として活動をしてきた私自身、このような事態は全く想定しておらず、大きな衝撃を受けました。

 

そのような中、終活という視点から見て気になったのは、コロナウィルスに感染してしまった方が亡くなるまでの状況です。

 

コロナウィルスに感染すると、家族から隔離され、亡くなる時にも家族と会うことはできず、自身の思いを次世代に繋げることはできません。また、隔離がされていない方についても、コロナウィルスを原因とする可能性がある突然死が報道されています。この場合でも、やはり自身の思いを次世代に繋げることはできません。

 

もちろん、コロナウィルス以外にも、思いを繋げる機会がなく亡くなってしまう事例はこれまで多くありましたが、今回のコロナウィルス程、そのような事態を多くの人々に身近に感じさせた出来事は、なかったのではないでしょうか。

 

コロナウィルスによって、良くも悪くも世界は大きく変わるだろうと言われていますが、変わるものの中には、人々の死生観も含まれていると思います。

 

今後も、時代の流れに対応しながら、自分らしく最後まで人生を生き抜き、その思いを次世代に繋ぐための手伝いがさせてもらえるよう、終活についても、アップデートさせていかなければならないと考えています。

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